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 当社の特上陶土は、熊本県天草で採石される貴重な最高ランクの天草陶石だけを使用し、さらに選別、洗い、磨き(陶石に付着した鉄分をハンマーで取り除く)の作業を繰り返し行います。 大変、手間と時間がかかる作業ですが、創業から現在まで社員一同こだわり続けている作業です。
磨き・洗い
磨き・洗い 磨き・洗い
陶石を機械と人の手でよく洗い泥汚れを落とします。洗った石に付いた鉄分をひとつひとつハンマーで取り除きます。(左写真のようになります) とても、手間と時間のかかる作業です。 その後、クラッシャーにかけ3~5センチ程に砕きます。
矢印 粉砕
粉砕 粉砕
4センチ前後に砕いた陶石をスタンパー(杵と臼)へ入れ13時間粉砕し、粉末状にします。出来た粉末は、空気輸送でホッパーに貯めます。
矢印 撹拌・水篩
撹拌・水篩 撹拌・水篩
貯めた粉末状の陶石をベルトコンベアで撹拌機へ投入し水に溶かし込み、このとき沈殿する粒の粗い石や砂を取り除きます。水に溶け込んだ泥ショウ(白く濁った細かい粒子、これが粘土となります)をタンクに貯蔵し沈殿させます。
矢印 脱鉄・振動篩
脱鉄・振動篩 脱鉄・振動篩
タンクに沈殿させた泥ショウを脱鉄機(電磁石)に通し細かい鉄分を取り除きます。その後振動篩(75ミクロンほどの細かい網)を通し、その他の不純物も取り除き仕上げタンクに貯蔵します。
矢印 プレス
プレス プレス
仕上げタンクの泥ショウをフィルタープレス(圧力で水分を抜く)にかけ、板状の粘土にします。粘土としては完成で鋳込み成型や圧力鋳込みなどでは、この状態で使用されます。
矢印
真空
真空 真空
板状の粘土を真空土練機に投入して、陶土中の空気を抜き、硬さを調整します。円筒状になって出てきた粘土で完成です!